若者文化のチェックも必要

世界の日本語教室から?ベトナム?


初めてのクラスで「かな」は教える側にとっても、習う側にとっても退屈なものです。
3週間目に入る頃、「ひらがな」から「カタカナ」に教程は進みますが、教室の雰囲気を和ませるために、日本の大衆文化の代表であるマンガ、アニメ等の言葉でカタカナを教えています。
「みなさん、どんなアニメを知っていますか」と聞くと、予想通り、「ドラえもん、コナン、ポケモン…」といった答えが返ってきます。
生徒の一人から、「なると」、予期せぬ答えにペンが止まりました。「なると」はひらがな?それとも、かたかな?。冷や汗が出ました。あとで調べたら、「NARUTO」が正解だとわかりました。
若者文化のチェックが欠かせなくなりました。(塩見 正人)