会話パートナー

世界の珈琲いろいろ~コロンビア編~

普段、コロンビア人は「コーヒーを飲みませんか?」という代わりに、「ティントを飲みませんか?」という言い方をよくします。 “tinto”はスペイン語で「赤」をあらわす言葉ですが、コーヒーと同じ意味で使われます。
  コーヒーの飲み方のひとつにパネラ(ブロック状の黒砂糖~サトウキビの砂糖~)を入れるものがあります。”tinto campesino” (英語でcoffee of the farmer 、農民のコーヒー)という名前のコーヒーです。パネラは農民にはなじみがあり、精製された白砂糖よりも簡単に手に入る甘味料です。とても甘くてコクがあり、農作業をする前に飲むとエネルギーを補給できます。私も、旅行で田舎や山に行ったとき、朝一番に飲むコーヒーです。
 カフェ デ コロンビア(コロンビアコーヒー)のロゴマークには伝統的なコーヒー生産者の姿が描かれています。
ラバ…コーヒー農園は山の上にあるのでコーヒーを町まで運ぶのがたいへん。その点、ラバはとても強く、長時間働けるので最適です。背に重いコーヒー豆の袋を乗せて運びます。
男性…実在の人物ではなく、コロンビアの伝統的なコーヒー農民を表しています。帽子は日よけ。日差しが強く暑いので、快適にしてくれます。昼は半そでのシャツを着てスカーフ(ポンチョ)を肩にかけておき、夜は気温が下がるので長そでにしてスカーフを広げて使います。カリエールという小さなバッグの中には、町にコーヒーを売りに行った時に使う財布などが入っています。口ひげはフレンドリーで親しみやすいイメージです。(ハビエルさん/関西国際センター研修生、協力:Tさん、Nさん)

カフェ デ コロンビア(コロンビアコーヒー)のロゴマーク。男性はフアン・バルデス、ラバはコンチータという名前だそうです
*このマークはコロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)-FoNCの商標登録です。

会話パートナー私流 

2015年2月


1月中旬から始まった関西国際センター研修生会話パートナー。みなさん、どんな風に交流を深めていますか?

私の会話パートナーは、イエメン出身のハニさんです。最初に会った時、ニコニコとした笑顔の素敵な人だなあ、との第一印象でした。でも私は、世界のどのあたりにある国かも知らず、すぐにネットで検索をしました。それからハニさんとの会話が始まりました。写真で世界遺産であるオールドサナアを見てどれくらい素晴らしい建物かを教えてもらったり、ソコトラ島も絶景です。一度は訪れたい風景です。

ハニさんとは、木曜日の夕方に時間が合えば会ってお話をします。内容はハニさんが遊びに行った場所等の写真を見せてもらって、どんなところが良かったのか聞いたりしています。お城や雪の金剛山に行ったり、とても楽しそうです。
大体2時間ぐらい会話していますが、あっという間に時間は過ぎます。連絡も最初はメールでしたが、今はFacebookを教えてもらって連絡をしています。私がもう少し英語がわかればもっと会話が弾むのかな?とも思いますが、次回会う日をいつも楽しみにしています。(中西由佳)