イベント活動レポート

泉佐野郷土芸能の集い

Summer Festival in IZUMISANO
2023年9月2日(土)りんくう野外音楽堂芝生広場


 第46回「泉佐野郷土芸能の集い」が開催され、icaブースでは「メッセージつきレモネード」を販売しました。また、外国人(男性6名、女性7名、子ども4名)に浴衣の着付けをしました。38名が参加しイベントを盛り上げました。

●参加者の声
 ・浴衣を着ると歩くときに足を大きく開くことができないので、自然とおしとやかな歩き方になりました。(中国)
 ・帯を緩めに締めてもらったので、子どもを追いかけて走ったら、緩んで落ちてきてしまいました。きつく結んでもらえばよかったと思いました。帯を締めることで、背筋が伸びて、きれいになった気がしました。子どもも初めて浴衣を着て、喜んでいました。(モンゴル)

ひなまつり

Girls’ Festival
2023年2月25日(土) 関西国際センター


 総勢116名(うち外国人67名)が集まりました。皆で「うれしいひなまつり」を歌った後、ひな人形の飾り付けを行いました。各遊びのコーナーでは、囲碁や将棋、折り紙や書道、こま回しやだるま落としなど、日本の伝統的な遊びを楽しみました。最後はグループに分かれてジェスチャーゲームをし、子どもから大人まで会場が一つになって盛り上がりました。♢協力:国際ソロプチミスト大阪・りんくう

【世界を知ろう】外国籍の子どもたちが日本社会で直面する課題ー医療・教育の面から考えるー

Challenges foreign children face in Japanese society
2月18日(土)南部市民交流センター


 大学院生の赤坂知美さんを講師に迎え、フィールドワークでの経験をもとに、外国籍の子どもたちの現状と彼らが抱える問題について、お話を伺いました。

<講演の内容を一部抜粋>
◆クルド人とは、どのような民族か
 ・中東の「国を持たない最大の民族」。故郷での迫害や戦争、経済的理由によって、1990年代頃から来日。
  埼玉県を中心に2,000~3,000人存在するといわれている。
 ・日本では「難民」となれない。非正規滞在となり、在留資格がない。
◆医療通訳問題(患者側/通訳側)
 ・正確な翻訳と知識が必要。命に関わることがある。
◆教育問題
 ・母語の無い子どもたち。
 ・幼稚園・保育園の手続きがわからない、できない。
 ・外国籍の子どもたちは、義務教育の対象ではないとされている。
 ・障害とのグレーゾーン

<参加者の声>
・日本で生活する外国人の困っていることについて、事例も示しながらわかりやすく教えていただけて、とても勉強になりました。日本に来たら日本のやり方を身につけるだけではなく、日本で自国のよさをうまくつないでいけるといいなと思いました。(K)
・在留資格がない場合、子どもたちにとって不利益なことはたくさんあると知っていたが、具体的にクラブ活動ができないことや、進学先を変更せざるをえないこと、修学旅行の許可等を聞いて、制度上何か日本社会で受け入れていく方法がないか、と思いました。(匿名)
・「障害なのか日本語学習の遅れなのか見極めることが大事なのではなく、安心できる場が必要」ということが印象に残りました。(匿名)