海外おもしろ話

世界の珈琲いろいろ~ドイツと周辺諸国編~

世界中で受け入れられ、それぞれの国の文化と結びついて、さまざまな飲み方をされているコーヒー。各国のコーヒー事情第2弾です。


ドイツや周辺のドイツ語圏諸国では、寒い季節にコーヒーにアルコールを入れたものがよく飲まれています。「カフェシュナップス」と呼ばれ、スキーのときなど、冷えた体を温めるのにとてもいいです。いろいろな種類があります。

・ディプロマテン・カフェ(ドイツ)
予熱したカップにエッグリキュールと一緒にコーヒーを注ぐ。ホイップクリームを乗せ、カカオパウダーをふる。

・カフェ・ルッツ(スイス)
うすいコーヒーに、りんごと洋なし、梅やチェリーの果実酒と多めの砂糖を入れたもの。

・マリアテレジア(オーストリア)
モカ(濃いコーヒー)にオレンジリカーを入れたもの。ホイップクリームとキャンディをトッピングする場合もある。

・フィアカ―(オーストリア)
名前は2頭立ての馬車の意味で、濃いコーヒーにチェリーブランデーかラムを入れる。持ち手つきの大きなグラスに注がれる。

(クラウディアさん/ica日本語教室学習者)

歴史の雫?ワヤン(インドネシア)

A spot of history


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インドネシアのジャワ島を中心に行われる伝統的な人形芝居ワヤン。その人形をモチーフとしたペーパーナイフ。人形の顔や模様なども細かく描かれている。「ワヤンはテレビでもよく見ることができます」とのこと。
(ふれあい交流祭り・取材協力/マイケルさん)

プチ移住 in Vancouver

Short living in Vancouver


ご夫婦でカナダのバンクーバーを訪れた葛城さん。旅行以上、居住未満の“プチ移住”体験記です。

レトロなバスがおしゃれ!
レトロなバスがおしゃれ!

葛城 肇

穏やかな海に囲まれ、緑が多く、とっても自然が豊か。「世界一暮らしやすい街」とも。その街、バンクーバー。
10月の中旬頃、一週間暮らした。このプチ移住、英語の話せない我々夫婦はお互いが頼り。そこは夫婦、阿吽の呼吸で乗り切ろう!と。旅の目的は“バンクーバー市民になりきろう!”そのため部屋は勿論キッチン付き。
入国審査はタッチパネルでごくごく簡単。通路が我々を導く。空港から入り江を渡って街の中心へ。沢山の高層ビル。海に浮かんでいるようだ。まさしく絵はがきで見たVancouver。
さて、チェックイン。暗記の英語でするも、相手の言葉は全く理解できず。待つこと30分。やっとの思いで部屋へ。部屋の準備が間に合わなかったらしい。お詫びにと、25ドルと中途半端な、意味不明の金額、29ドルと手書きされた2枚のホテル利用券。日本では考えられない。ツアーでは経験出来ない貴重な体験。
部屋へ入ってもう一度ビックリ。明るく広いリビングに、独立のベットルームとキッチン。それに21階の角部屋。メイン道路沿いのため片や市内一望。片や海が一望。まさしく高級マンションに引っ越したよう。感激、感激。

お世話になったスーパーマーケット
お世話になったスーパーマーケット

いよいよVancouver生活の始まり。翌朝は前日の緊張からか、目覚めたのは11時30分。雨だったが散策がてら近くのスーパーへ買い出しに。数日は歩いてあちこち巡ったが、そのうちシルバーの一日券を買い、電車とバスを乗り継いで2時間かけて、ツアーでは行かないような古い街へも。しかし、帰りのバス停が分からずウロウロ30分。来たバスを追いかけ飛び乗るも行き先が不安。妻曰く「ダメだったら戻ったらしまい」と。妻強し。

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役に立たなかったお守りの虎の巻き

最後に一つ。乗った電車が発車するたびに「金城寺(きんじょーじ)・金城寺(キンジョージ)」と音声案内。降りる頃分かったが、実は「King George」行き。我々二人には「キング」のグが聞こえないらしい。度胸はついたが、ヒヤリングができれば数倍楽しめそう。まだまだ面白い体験てんこもりだが、文才が限られ、簡潔に紹介出来ないのが残念だ。
言葉は通じなくても何とか暮らせる。
“我が相棒となら!!”