2020年度ica日本語教室を振り返る

Japanese class 2020

 2020年度はCOVID-19の感染症対策に翻弄された一年でした。緊急事態宣言の発令に伴い日本語教室は自粛しました。再開後はマスク・手洗い・検温をはじめ、授業の前に体調管理表の記入、感染拡大地域の往来やその地域の人と会った方には事務所の出入りを制限したり等、考えられる対策を最大限取ってきました。また、学習者には、第一にコロナ禍でも勉強に来られる方を応援するという点、第二に体調が悪い時はお休みしていただくため、そして第三に、いつ緊急事態宣言が発令されるかわからないという点、以上の3つを主な理由として授業料は状況が落ち着くまでいただかないことにしました。

2020年度日本語教室
事務局 松本直子

 昨年度は日本語教室も自粛期間等であまり出来ず、日本語教室発表会や交流会も中止になるなど、例年のように活動することができませんでした。学習者、指導者との垣根を超えて交流できるイベントを今年度は企画できればと思っています。
 新型コロナの影響で、日本に戻ってくることができない学習者がいる一方、以前から泉南地域に住んでいた外国人の方が自粛期間にホームページなどでicaを知り、日本語教室の申し込みをされるケースが増えました。
 また、7ヵ月遅れでスタートした日本語指導ボランティア養成講座は、中断期間があったものの無事終了し、新たに14名の指導者を迎えることができました。
 コロナ禍の中、まだまだ試行錯誤ではありますが、出来ない!ではなく、どうやったら出来るかを考えながら、チャレンジしていきたいと思います。こんな企画はどう?など、なにかありましたらぜひ教えてください。日本語定例会の世話役の方を中心に出来ることを発信していきたいと思っています。

【2020年度日本語教室データ】(2020.4~2021.2)

<行なわれた授業数>
月平均 45.4クラス(昨年75.5)
日平均  2.3クラス(昨年3.7)
<年間学習者(実人数)>…28人(昨年53)
<年間指導者(実人数)>…26人(昨年41)
<学習者の出身国数> …10カ国(昨年14)
●アジア/スリランカ、中国、
フィリピン、ベトナム、モンゴル、タイ
●ヨーロッパ(NIS諸国含む)/ドイツ
●中近東/シリア、イラン
●アフリカ/ウガンダ