世界の珈琲いろいろ~エリトリア編~

 世界中で受け入れられ、それぞれの国の文化と結びついて、さまざまな飲み方をされているコーヒー。各国のコーヒー事情を聞くシリーズです。

エリトリアには、「コーヒーセレモニー」という日本の茶道のようなコーヒーを飲む作法があります。それは、お祭りやお客さんが来たとき、また家族だけのときにもします。コーヒーを入れるのは女の人(主にお母さん)で、ロングスカートで、低い椅子に座ります。
①花や草を床に敷きます。
②お香(ITAN)を焚きます。
③お茶うけとして、ポップコーンを用意します。
④コーヒー豆を煎って、香りをみんなでかぎます。
⑤豆をつぶして、水といっしょにポットに入れて火にかけます。
⑥コーヒーは3杯飲みます。1杯めをKEDAMEYTI、2杯めをDEREJA、3杯めをBEREKAといいます。1杯めがいちばん濃く、だんだん薄くなります。