日本語指導レポート

2015年度ica日本語教室を振り返る

Japanese class 2014


日本語教室~写真は、府立佐野高校の留学生

2015年度日本語教室。学習者の入れ替わりが激しい1年でした。以前は日本人を配偶者に持つ人の割合が高かったのですが、最近は仕事のために来日した学習者が増えてきています。日本に慣れてきたころには帰国する人も多く、お別れの時にエールを送る場面もちらほら。この他、台湾、韓国、中国の学習者も増加しています。

 


2015年度「日本語教室定例会」を振り返って

世話役/赤坂 良藏 永橋 順子 村上 久代

「日本語教室定例会」の世話役を引き受けたものの、どの様に運営していけば良いのかと困惑していました。世話役の方から毎回これといった話題もなく、指導者の皆様の近況報告に頼った次第でした。その中で3回に渡り「形容詞学習に有効なイラストの描き方」「イスラームの世界」「擬声語、擬態語の教え方」の報告は、今後の日本語指導で役立つ話題でした。また、「N1検定の対策」「初心者の日本語指導方法」「敬語の学習方法」等の指導方法については経験豊かな指導者の対応策が参考になりました。(問題集を繰り返し練習、弱点分野の重点練習、辞書・イラスト・ジェスチャーの活用、参考書の活用etc…)
6月の「日本語学習発表会」では学習者が日頃の勉強の成果を発表の場で話す事で自信が多少でもついたのではないでしょうか。何よりも皆様のご協力で内容も工夫され、スピーチ、暗誦、ローストビーフの作り方、ダンス等あり、和やかな雰囲気で楽しい発表会になりました。この一年を振り返り、世話役としての役目に十分に応える事が出来なかったかも知れませんが、指導者の先生、事務局の皆様のお力添えのお蔭で無事に終える事が出来ました。世話役一同心よりお礼申し上げます。有難うございました。(文責:赤坂)

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2カ月に一度の日本語定例会。指導者の意見交換や情報交換の場

 

【2015年度日本語教室データ】

(2015.4~2016.2)

<行なわれた授業数>

月平均 124クラス
日平均 6.4クラス

<年間学習者(実人数)>…92人

<年間指導者(実人数)>…42人

<学習者の出身国数> …18カ国

●アジア/インド、韓国、スリランカ、タイ、台湾、中国、ネパール、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム
●アメリカ/USA、カナダ、メキシコ
●ヨーロッパ(NIS諸国含む)/ブルガリア、イギリス、イタリア、ロシア
●中近東/シリア

日本語教室定例会~2014年度を振り返る

Japanese class 2014


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日本語教室の様子

 2014年度日本語教室。第10期日本語養成講座を修了した新米先生がデビューしました。また、普段はマンツーマン授業ですが、違うクラスが一緒に話を楽しんだり情報交換している姿が見られるなど、横のつながりもできています。

 

 


2014年度「日本語教室定例会」回想録

世話役/鳥山明夫 仲尚子 永橋伸代

4月の第2日曜日、第1回目の定例会の30分前に前年の世話役さんから引継ぎを受けただけで、世話役のスタート!6月の「みんなで日本語はなしましょう」の実施と2カ月に1回の指導者定例会のテーマ設定の2つが、大変そうだな~ということだけは分かりました。
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定例会後、とりあえず「みんなで日本語話しましょう」の役割分担を決めることになり、司会、会場係、発表進行の3つに分けました。準備に入ってから、発表登録の出だしが悪かったですが、再度の募集チラシの配布、指導者への直接依頼の効果か、ようやく発表数が確保できました。発表順や司会内容の検討、数日前からの会場セットや飲み物の準備などで当日を迎えました。発表自体は、学習者が自信を持ち積極的に日本語で話してくれたので、大変満足のいくものとなりました。発表会後の懇親会では、心おきなく交流を楽しむことができました。学習者と指導者、事務局の皆さんのご協力に感謝いたします。
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「みんなで日本語はなしましょう」の実施で大半のエネルギーを使ってしまいましたが、次に定例会のテーマ設定が待ち受けていました。今年度は養成講座を修了した新しい指導者が増えることもあり、日本語指導に有効なテーマが必要であると感じていました。インターネットで日本語指導のQ&Aサイトの検索、指導者の方々へのヒアリングなども行いました。その結果、実際に取り上げたテーマは、日本語指導者養成講座に参加された方の報告、インターネット検索で見つけた日本語指導の課題と回答、指導者が感じた「この日本語、学習者にどう教えればいいの?」などでした。これらを通して感じたことは、テーマ設定をあまり難しく考えるよりは、ざっくばらんな話し合いの時間をとることの方がいいのではないかということです。
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定例会では、指導者がicaに来られる学習者のニーズや学習状況について共通認識を持つことが重要であると思いました。(文責:鳥山)

第10期日本語指導者養成講座修了2014

ica volunteer Japanese teacher training program

2014年10月3日


外国人への日本語指導とica日本語教室の特性を知り、icaに溶け込んでいただくことを主眼に、6月に始まった第10期日本語指導者養成講座。10月3日に修了式を終え、11名の指導者が新たに誕生しました。

交流会

学習者の方の自己紹介のあと、お茶とお菓子でのフリートークで始まりました。皆さん積極的で、指導者の方が自分の指導ではない学習者の方と歓談されているのが目立ちました。学習者の方にとって、icaならではの経験が得られたのではないでしょうか。
また、新指導者の方が現指導者の方に、具体的な疑問につき今まで実践した指導方法、アドバイスを受けておられるのも今回の大きな特徴でした。(T.A.)

<受講生の感想 (抜粋)>

  • 養成講座を受けてみて、改めて日本語の難しさに気付きました。普段何気なく使っている言葉を説明して理解してもらうのは、大変だなと思いました。でも、模擬授業で自分が説明したところを理解してくれたような時は楽しく感じましたので、実際ボランティアをするようになっても、楽しみながらやっていきたいと思います。(O.M.)
  • 外国の人に日本語を教えることによって、その国の文化を知る事ができると思い、楽しみにしています。(M.J.)
  • 実際に授業を受け持っての体験を聞き、外国人の方々に、教える側教えられる側の関係ではなく、相互に持ちつ持たれつ学びあえる関係であるとのこと。日本語指導を受け持つ気持ちが少し軽くなりました。(A.M.)
  • 養成講座を受講して)出会いがたくさんあり、それはとても自分の財産になったかなぁと思います。(N.K.)
  • 久しぶりに「勉強したなぁ」という充実感がありました。最初は大変なところへ来たなぁ、と不安でいっぱいでしたが、さてこれから自分が教えていくという楽しみが持てるようになりました。(M.H.)
  • 母国語として何も考えずに使っていた日本語ですが、改めて言葉とは何かを考える機会になりました。先輩たちのエピソードも大変興味深く、異文化交流の楽しさを知ることができました。(O.A.)

 

 

第10期日本語指導者養成講座はじまる2014

Japanese volunteer teacher training class

2014年7月1日

第10回日本語指導者養成講座が6月6日に開講しました。受講生は11名。秋には新しい指導者の誕生です。

 

受講生に聞きました!受講のきっかけは?

●現在icaで中国語を習っているので、先生に勧められて。
●国際交流に興味があるから。
●icaの国際交流事業に参加したことがある。海外の方との交流、ボランティアをしたい。
●外国の友人作り。
●人が好き。言葉がおもしろい。
●icaに来ている知り合いに誘われて。
●先に受講した妻に刺激されて。
●ボランティアに興味があり、色々な国の人と接したいと思っていた。また、自分の勉強にもなると思った。
●外国の方々との出会いを求めて。
●昨年行ったネパールで日本語を勉強している子どもたちに会い、日本語教育に興味を持ったので。
●タイに滞在予定があり、その間に、現地で日本語を教えるため。

 

 

 

日本語教室定例会~2013年度を振り返る

2013 年度日本語教室。絶えず新規の学習希望者が訪れ、指導者とのマッチング担当者は大忙し。恒例となった日本語学習発表会では高校生の参加が増えました 。

2013 年度「日本語教室定例会」世話役一同回想録

石井哲彦・奥田孝史・高木千鶴子

ica 運営事業の大きな柱の一つである日本語学習支援。その『日本語教室定例会』世話役を曲がりなりにも無事終了出来た事の安堵で胸が一杯です。( 少しオ-バ- ?)

5 回の定例会、6 月の日本語学習発表会『みんなで日本語はなしましょう』、3 回の日本語教室交流会、世話役一同無い知恵を絞りこんな事をしたら ? あんな事をしたら ? とワイワイガヤガヤ結構楽しんでいました。

定例会では、毎回テーマを決めて、◆漢字筆順のいい加減さ◆間違いだらけの日本語◆インターネット活用による教材、等々議論しました。発表会も盛上り、冷奴料理実演やアメリカ版落語「三匹の子豚」には、日本人が一本参りました。3 回の交流会は、生徒の多い金曜日の午前に限定したためにメンバ-に片寄りが出てしまった事が残念です。

2014 年度の世話人の皆様、どうかより良い日本語教室になるよう宜しくお願いします。
( 文責 : 奥田 )

 

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