海外おもしろ話

ヒゲの送別会

Did you shave? ?

あらら、おひげ、剃っちゃったんですね。

カールさんひげの送別会s

えっ?ひげを剃ったって?そうだよ。どうしてって?12月になったから。
11月に口ヒゲを伸ばすのは、5年前から始まったオーストラリアの“伝統”なんだ。Movemberっていうの。Moはmoustache(口ひげ)のこと。オーストラリア人は短く言うのが好きだからね。この”Mo”と11月のNovemberをあわせてできたことばが”Movember”。男の人の健康の啓発運動だよ。
そういうわけで、12月になる前に日本語教室の友だちとひげ“送別会”をしたんだ。ロジャーズがボクの口ひげを剃って、ジェイソンが写真を撮ってくれたよ。怖くなかったって?信頼してるから大丈夫。それからビールで乾杯したよ!(談)(カール/オーストラリア)

パキスタン?枕カバー

色彩豊かな生地にスパンコールがちりばめられた豪華な枕カバー。「パキスタンは昔から、装飾的な刺繍を施した布の美しさと多様性で有名で、刺繍は日常生活のいろいろなところで使われています。この手作りの枕は、パキスタンの農村部(特にシンド州)で作られる刺繍の良い例です。結婚式で飾られ、両親が自分の娘に贈るものです。文化や伝統だけでなく、パキスタンの農村部の女性の勤勉さと芸術性があらわれています。都市化が進み、生活様式も変化して、都市部では展示品として使用されるだけになっていますが、農村部では今も受け継がれています」(2013年ふれあい交流祭りにて/協力:Sarwaniさん)

湯婆子(タンボウズ)/中国

湯たんぽs

鋼製の湯たんぽ。昔は皇后や裕福な家庭の子女が使っていたものだそうです。小ぶりで丸みを帯びたかわいらしい形で、膝の上に載せて暖をとります。上海から南方地域で使われるこの湯たんぽは、1990年代には一般の人にも広まりましたが、現在は暖房設備も整い、使われていません。(協力:Mさん)

クローマ(カンボジア)

クメール人のスカーフ


公の行事や結婚式のときはスカーフとして

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農作業をするときはハチマキにして。
カンボジアは暑い国なので、着けると涼しく快適です。

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家にいるときは腰に巻いてベルトの役割。

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クメール人のスカーフ。普段使いから改まった場まで幅広く使えます。スカーフにしたり農作業のときに使ったりするほか、シャワーのあと体を拭いたり、赤ちゃんをくるんで抱っこしたり、荷物を包んでカバンのように肩から掛けたりと、いろんなことに大活躍。袈裟のような大きなサイズのものもあります。パゴダ(仏教寺院)では、僧はオレンジ色、一般の人、特にお年寄りは白を着用しますが、若い人は好きな色を選んで使っています。
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※クメール人…カンボジアの人口の90%がクメール人。クメール文化は、歴史上かなり初期(1世紀)に生まれました。アンコールワットはクメール文化遺産の一つです。
(お話/アムナットさん)

ココ・デ・メール ~世界最大の種子~

Coco de Mer ?The biggest seed in the world ?

フタゴヤシs
ココ・デ・メールの種子。漂流する実の存在だけが知られていて、自生地がわからなかったので、「ココ・デ・メール(フランス語で”海のヤシ”」と呼ばれていた。日本にも漂着したことがあるという。

セーシェルには、世界最大の種子を持つフルーツがあります。それは、ココ・デ・メール(和名 オオミヤシ 別名フタゴヤシ)で、ギネスブックにも載っています。種子の大きさは、約40センチ、重さは20キロぐらいになるものもあります。種子の形がユニークで、女性の下腹部のような形をしています。
果実は透明なゼリー状で、においはココナッツと同じ、味はココナッツより甘くおいしいです。木が実をつけるようになるまで25年ぐらい、実が熟成するのに数年かかります。
木には、雄株と雌株があり、雄花は男性を思わせる形をしています。セーシェル固有の種なので、種子は勝手に採取したり、国の許可なく輸出したりすることができないなど厳しく管理されています。
セーシェルの島々の中で、2番目に大きいプラスリン島(Praslin)にあるヴァレ・ド・メ公園にはココ・デ・メールが群生する原生林が残っており、ユネスコの世界自然遺産に登録されています。