邪気払い

Ward off evil & Invite good fortune


oni_n

 

鬼は外!福は内!」節分には豆まきをして邪気を払います。さて、世界の邪気払い、魔よけ、お守りは?日本語教室と関西国際センターで尋ねてみました。

 

 

 

●韓国
・冬至の日にだんごを入れた小豆がゆを椀に入れ、外に置いておく。
(パクさん)

●ポーランド
・四つ葉のクローバーを持っていると、幸運が訪れるといわれている。
(クリスさん)

●ベトナム
・家の周りに塩や酒をまく。   (アインさん)

●キルギス
・玄関先に水をまき、清める。
・松に似た木をいぶし、家の中を持って回り、煙で浄化。(マヤさん)
・小さな子どもが風邪をひいたり、理由なく泣いていたり、かわいいと褒めてもらって調子が悪くなったりしたときに治す方法がある。小さなパンを3つに分け、一切れずつパンで体中をなでる。3切れすべてなで終わったら、外の犬にやる。それを犬が全部食べてしまったら、治る。
(エルビラさん)

●タイ
・玄関に仏像を置いたり、布に描かれた仏画を飾ったりして、家を守る。
(ペンさん)
・プラクルアンというブッダや僧の姿をかたどったお守りを身につける。僧侶が一つ一つ祈祷して制作するもので、厄除けや現世利益に効果があると信じられている。
(チャラチップさん)

●ブルガリア
BulgariaMartenitsa400・春が始まる3月1日に“マルテニチキ”を作る。
マルテニチキはコットンやウールで作った、赤と白の飾り。健康を願って子どもの右手首や、花の咲いている木や、家畜につける。その年の、一番初めのコウノトリかツバメを目にするまでつけておく。
はずしたマルテニチキは、石の下に入れ、9日後その石をのかせる。アリがたくさんいるとその年はたくさんの羊の子が、アリより大きな虫がいるとその年はたくさんの牛や水牛の子どもが、ミミズがたくさんいるとたくさんの馬の子どもが生まれる、といわれている。子どもたちが9日後石をのかせると、お菓子やおもちゃが入っていることがある。
(スネジャナさん)

●トルコ
nazar-boncugu・目をかたどったお守り、ナザール・ボンジュウ。他人から見られる悪いパワーをはねかえし、身を守ってくれる。身につけたり、大切なものにつけたりする。赤ちゃんが「かわいい」と人に見られることもよいことではないので、赤ちゃんの服によくつける。
(ケリムさん)

 

 

●ブラジル
teitetsu_n・蹄鉄を玄関のドアにつける。

 

 

・うさぎの足をかたどったお守りを身につける。
・子どもは人からほめられると調子が悪くなる。そうならないように、母親は子どもが生まれる前に赤い腹帯を巻く。子どもが生まれると、子どもの手首や足首に赤い紐をつける。
・アフーダの葉を耳の上につけると不思議な力を発すると信じられている。田舎では今でも毎日つけているお年寄りの人がいる。
(マリオさん)