世界の珈琲いろいろ~ドイツと周辺諸国編~

世界中で受け入れられ、それぞれの国の文化と結びついて、さまざまな飲み方をされているコーヒー。各国のコーヒー事情第2弾です。


ドイツや周辺のドイツ語圏諸国では、寒い季節にコーヒーにアルコールを入れたものがよく飲まれています。「カフェシュナップス」と呼ばれ、スキーのときなど、冷えた体を温めるのにとてもいいです。いろいろな種類があります。

・ディプロマテン・カフェ(ドイツ)
予熱したカップにエッグリキュールと一緒にコーヒーを注ぐ。ホイップクリームを乗せ、カカオパウダーをふる。

・カフェ・ルッツ(スイス)
うすいコーヒーに、りんごと洋なし、梅やチェリーの果実酒と多めの砂糖を入れたもの。

・マリアテレジア(オーストリア)
モカ(濃いコーヒー)にオレンジリカーを入れたもの。ホイップクリームとキャンディをトッピングする場合もある。

・フィアカ―(オーストリア)
名前は2頭立ての馬車の意味で、濃いコーヒーにチェリーブランデーかラムを入れる。持ち手つきの大きなグラスに注がれる。

(クラウディアさん/ica日本語教室学習者)