日本語が上達するにつれて

A tough problem for non-native speakers ~cultural gap

2013年10月

日本語が上達したのに、ちょっと困ったことが…。語学の習得には、文化ギャップによる表現の難しさが潜んでいました。

日本語が上手になって、友達を失う人がいる。下手なうちは、少々ずれたことを言っても、周囲の日本人は許容できる。子供に大人並みのことを要求しないのと同じだ。ところが、日本語が上達していくうちに、その人の日本語に文化の違いが表に出てしまい、日本人の側が許せなくなってしまうのだ。日本語学校で上級の学生から「給料いくらですか」と聞かれてカチンときてしまった。待ち合わせに遅れて謝るどころか、「先に行ったらいいのに」と言われて腹が立ったという話もよく聞く。自分のできることをアピールするのが当たり前という文化の人たちには、「わたしは~が上手です」と平気で言うだろう。
我々は、日本語が上手な外国人は、日本人と同じ考えや行動様式をするものだと思ってしまう。もう少し外国人とのつきあいが多くなれば、また変わってくるのだろうが。しばらくは、時々「日本人はそんな言い方をしません」と教えなければならないだろう。(澤田直子)