イスラム文化を知ろう モロッコ編

Studying Islamic Culture
7月23日(日)


 最近は観光客のみならず地域在住のイスラム圏の方々も増えてきています。お互いが気持よく生活するためには、どんなことに気を配る必要があるのでしょうか?
 今年度icaではイスラム文化を理解するための講座をシリーズで開催予定です。第1回は、青年海外協力隊として、2014年9月より2年間モロッコに派遣され、障害児支援の活動をされた福本直子さんを講師としてお迎えし、お話を伺いました。

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福本直子さん

大学・大学院では居住環境学・建築意匠設計学を専攻していた福本さん。モロッコの建築や住まい、雑貨に関心があったそうす。

 

 

 

 

定員を超える申込みがあり、24名が参加しました。

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~参加者の感想~

・モロッコでの経験談はわかりやすかった。
・モロッコの人たちの生き生きした生活ぶりがよくわかり、異文化理解の大切さを感じた。
・モロッコ基準ではありましたが、イスラム教のいろいろな習慣、eid(ラマダンの終了を祝う大祭)の意味、人々の暮らし(特に一般家庭)がよくわかり、本当に勉強になりました。
・偏見を持たれやすいイスラム圏の人々ですが、風評にとらわれずそれぞれの考え方を尊重する姿勢が大切なのだと思いました。
・ラマダン中、夜の食事(フトール)はきついですね。まさしく太ーる!
・羊犠牲祭は知らなかったので、いろいろ聞くことができ、楽しかった。
・本で知ることでなく、見てきた現場の日常をもっと聞きたい。

 

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モロッコの民族衣装体験も。

左側は1枚布で体を覆うサハラウィーア。右側はジュラバと呼ばれる衣装。

 

 

 

 


~お話の中より  編集部Pick Up~

 

<羊犠牲祭(イード・アル・アドハー)>

 旧約聖書の、イブラヒム(アブラハム)が信仰の証として息子を神の生け贄に捧げようとした故事にならったお祭り。羊やヤギなどを犠牲として捧げ、解体して家族や親戚、友人を招いて一緒に食べる。
前後1週間程休みをとる人が多く、日本のお正月のような位置づけ。

『イン・シャーア=ッラー』
アラビア語で「神が思し召すなら」という意味。
約束しても、神の思し召しがなければ、守られないかも・・・。

<アザーン>

 礼拝の呼び掛け。1日
5回(夜明け前、お昼、午後、日没後、夜)モスクから聞こえてくる。テレビからも流れてくる。

<ラマダン(断食月)>

 イスラム歴の9番目の月のこと。新月の日から始まる。日の出から日没まで食べ物と飲み物を断つことで、欲を捨て、神への献身と奉仕に没頭する。

<なにかしら男女別>

 カフェには男性しかいない。公共の場所では、基本的に男女別々。
イスラムでは、人間は弱いものという発想がある。男性の場合、性欲に打ち勝てないかも知れないという前提があるので、弱い男性を崩壊させないように、女性は肌や髪を隠すように言われている。
モロッコでは、比較的戒律が緩く、肌や髪を隠すかは家庭や本人に任されているところもある。